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散歩道で見かける野草や樹木。四季折々の変化がちょっと気になるこの頃です。( 河原の小石=ベルル )
2021年06月30日 (水) | 編集 |
紫陽花の季節ですね。
色とりどり 形もバリエーション豊かな花を多く見かけるようになりました。

Myガーデンにも挿し木で育てたあじさいが咲いています。
 ⇒ アジサイ鉢-2020 ~ Myブログ「Niwa niha Hana」
 ⇒ アジサイ鉢-2019 ~ Myブログ「Niwa niha Hana」

散歩で見かけたアジサイ ⇒ Myブログ:アジサイ
Myガーデンや 花壇、近所のアジサイなど ⇒ アジサイ ~ Myブログ「Niwa niha Hana」

全体が装飾花の丸い形をした「セイヨウアジサイ」は、 日本が原産地で、ヨーロッパで品種改良されたもの。
それが 逆に日本に戻ってきて また大人気です。



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「セイヨウアジサイ」は、学名が・・・オタクサ ???

2019年6月、『先生のお庭番』 朝井 まかて (著) を読みました。
先生のお庭番:朝井 まかて著 ~ Myブログ:あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート

幕末のころ 長崎出島にきた シーボルト は、
アジサイ属の新種の学名に 自分の妻「おタキさん」の名をとって
Hydrangea otaksa (ヒドランゲ オタクサ) と命名しました。

でも最近、「オタクサ」ってアジサイの名前(学名)見ないなと思ったら、もう使われていない。 o(*'o'*)o
これは  『Hydrangea macrophylla』  だそうです。

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さて、シーボルトは 日本の植物などに感銘を受け 採取・標本作成などをし、日本の植物を 広く西洋諸国に広めました。
 → フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト Wikipedia

『先生のお庭番』に描かれる シーボルトの薬草園と、 ヨーロッパへ届けようとした植物について 本の内容をまとめました。
知っている名前があると嬉しい。 
これまで見たことのあるものは、このブログへのリンクをのせました

しぼると先生と相談して 熊吉が阿蘭陀に送るために用意した植物 485種

 花木
里桜(さとざくら)糸桜(いとざくら)犬桜(いぬざくら)
八重咲きの梅、 蝋梅(ろうばい)金縷梅(まんさく)
椿(つばき)山茶花(さざんか)連翹(れんぎょう)山吹(やまぶき)雪柳(ゆきやなぎ)
梔子(くちなし)石楠花(しゃくなげ)、 萩(はぎ)、 空木(うつぎ)

 葉の美しい樹木
瓜楓(うりかえで)
小葉団扇楓(うちわかえで)伊呂波紅葉(いろはもみじ)榎(えのき)隠蓑(かくれみの)
戸練子(とねりこ) 白文字(しろもじ)犬槙(いぬまき)芭蕉(ばしょう)深山樒(みやましきみ)

 実の美しい樹
青木(あおき)紫式部(むらさきしきぶ)万両(まんりょう)

 実が食べられる木
橙(だいだい)、 朱欒(ざぼん)、 丸金柑(まるきんかん)、 無花果(いちじく) 仏手柑(ぶしゅかん)

 葉物
藤(ふじ)、 蔦(つた)類、 葛(かずら)類

 樹木の下草
擬宝珠(ぎぼうし)、 艶蕗(つわぶき)、 八手(やつで)、 風蘭(ふうらん)

 草花
牡丹(ぼたん)芍薬(しゃくやく)
鉄砲百合(てっぽうゆり)、 鹿の子百合(かのこゆり)、 鬼百合(おにゆり)、 野姫百合(のひめゆり)
野萱草(のかんぞう)、 菖蒲(しょうぶ)、 射干(しゃが)、 苧環(おだまき)、 蓬(よもぎ)、 薄(すすき)

 アジサイ
萼紫陽花(がくあじさい)、 甘茶(あまちゃ)、 蔓紫陽花(つるあじさい)、 新種の紫陽花 

『先生のお庭番』 では、のちに四郎兵衛となった熊吉を シーボルトの娘イネが訪ね、
シーボルトが出版した色刷りの書物 「ふろら・やぽにか」を届けます。
掲載された紫陽花の種類は多く ありとあらゆる品種が出てくるのです。
最後に 熊吉は、イネにこういう。
「こいの学名は、せんせいがつけられたとですよ」・・・「ヒドランゲ、・・・オタクサ」

萼紫陽花(がくあじさい)、 山紫陽花(やまあじさい)、 紅萼(べにがく)、
蔓紫陽花(つるあじさい)、 大紫陽花(おおあじさい)
甘茶(あまちゃ)、 玉紫陽花(たまあじさい)、 草紫陽花(くさあじさい)、 七段花(しちだんか)

 
先生のお庭番:朝井 まかて著 ~ Myブログ:あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
 
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